キッチンの壁の掃除
2022/09/20
キッチンの壁が油でベトベト!?油の粒がついていて、掃除しても綺麗にならない?というお悩みはございませんか??
気づけば、壁はベトベト。油の粒が硬くなっていてなかなか取れない。
ハウスクリーニングのプロがそういった時は、どのようにして掃除しているのかを紹介します!
キッチンの壁についた油汚れを落とすときは、キッチンマジックリン・重曹・アルカリ電解水などのようなアルカリ性の 物を使用して除去していくのが基本的です。
毎回キッチンを使用した後に、拭き掃除をするのであれば食器用洗剤でも十分です。
しかし、しばらく掃除をしていない状態ですと食器洗剤では落ちにくくなるので、上記のようなアルカリ性の物を使用します。
スポンジを使ってキッチンの壁を掃除
キッチンの壁 汚れ経度
キッチンの壁の汚れが軽度の場合は、キッチンマジックリンならスプレーする。重曹は水に溶かして重曹液を作っておく。それをスポンジに染み込ませて、キッチンの壁を擦っていく。
油汚れが軽度の場合は、この方法で油汚れを落とすことができるので綺麗になったら、タオルや雑巾を使い綺麗な水で洗剤を拭き取る。よく洗剤をふき取ったら、仕上げに乾いたタオルや雑巾で乾拭きをします。
乾拭きをすることで、拭き筋が残らず美しく見えます。
ナイロンたわしを使ってキッチンの壁を掃除
キッチンの壁 汚れ中度
ナイロンたわしとは、化学繊維でできており耐久性がありスポンジとは違い硬くてザラザラした感触です。そのザラザラした部分で汚れを削るので、スポンジよりも汚れを取ることに優れています。中には研磨剤が含まれているナイロンたわしもあります。
ナイロンたわし単品の物もあれば、表面はスポンジ・裏面はナイロンたわしというように一体型になっているものもあります。キッチンの壁の素材によっては傷がつく可能性もあるので、研磨剤の入っていないナイロンたわしを使って擦ります。
スポンジを使用した時と同じように、アルカリ性の洗剤も併用して使用するとより洗浄効果が期待できます。ナイロンたわしで擦る前に、アルカリ性の洗剤を塗っておき油汚れを柔らかくしておくと汚れが落ちやすいです。
ナイロンたわしのザラザラした面で、油汚れを削るように擦ります。油汚れが除去できたら、先ほどと同じように綺麗な水で洗剤成分を拭き取り乾いたタオル・雑巾で乾拭きをします。
油汚れが頑固な時のキッチンの壁の掃除
キッチンの壁汚れ 重度
長年にわたりきっちの壁に油がついて汚れ、油の粒々が固まっていて洗剤を使いスポンジで擦っても取れない。スポンジよりも硬いナイロンたわしで擦っても取れない。
そんな時はどうすればいいのか?
油の汚れの上にまた油がついて、というように繰り返され油汚れの層が厚くなり酸化してカッチカッチになることがあります。ここまでなってしまうと、油汚れ用の洗剤を使おうが、スポンジで擦ろうが、ナイロンたわしで擦ろうが、びくともしない事があります。
私自身も、ハウスクリーニングの仕事を始めたばかりの頃は、そういった頑固な油汚れをひたすらスポンジと洗剤で擦っていました。しかし、これでは凄く時間がかかりますし、だんだん体力的にもしんどくなります。
頑固な油汚れを、もっと時短で綺麗にすることはできないのか??
【準備するもの】
プラスチックのヘラ・使わなくなったカード
キッチンの壁の頑固な油汚れを時短で綺麗にするのに、プラスチック製のヘラや使わなくなったプラスチックカードを用意します。使わなくなったプラスチックカードはお家にあると思いますが、上の画像のようなプラスチック製のヘラはお家にある方は少ないと思いますので、ホームセンターや100均ショップで買うことができます。
プラスチック製のヘラやプラスチックカードを使って、時短でキッチンの壁の汚れを綺麗にしていきましょう。
①掃除をする場所(キッチンの壁)に油汚れ用の洗剤(キッチンマジックリンや重曹など)をスプレーでふきかけるか、スポンジを使って塗っていく。
洗剤をつけておくことで、固まっていた油汚れが柔らかくなります。
②プラスチック製のヘラやプラスチックカードでキッチンの壁についている油汚れを削っていく。プラスチックカードでも削ることはできますが、プラスチック製のヘラの方が刃先が薄くなっていて削る力があります。
なるべくキッチンの壁に平行になるように削りましょう。油汚れの表面だけを削るような感じではなく、油汚れの根元部分から削るようにしましょう。うまくいけばこの削る作業だけでかなり綺麗になります。
③削ったことにより、油汚れの層が薄くなります。薄く残った油汚れは洗剤とスポンジかナイロンたわしを使いこすり落とします。油の層が薄くなったことで、削らない状態でスポンジで擦るのとは全然汚れの取れ方が違います。
油汚れが取れて綺麗になったら、水拭きをして洗剤成分を落としましょう。その後乾いたタオルで乾拭きで完了です。
「削る+擦る」の合わせ技で、お掃除の時短をしましょう。これはキッチンの壁の掃除以外でも使えます。分厚い汚れはいきなり擦るのではなく、最初に削って汚れを除去することで、擦る負担を軽減して掃除の時間も短くて済みます。